清久
朝から色々な話をしてきました。
少し、私の持っている鉋を調整していただいたりと…
ほんとに小さなことですが現場での悩みも解消され、更に気持ちよく仕事ができそうです。
さて、今日は面白いものを見つけてしまいました……今は使われていない刻印。。
これ、なんだかわかりますか?
実は昭和30年~40年の時の問屋名の刻印であったり小売屋さんの刻印だったりと数々の切銘が箱の中から出てきました。
当時、こういうことをしないと売れない時代もあったんだとか……今じゃ考えられませんよね。
現在、このような経過を経て「清久」が誕生したそうです。
少し前の話になりますがこの清久銘の鑿は関西に進出するのがものすごく大変だったそうです。理由は有名な幾かの刃物が関西で存在していたため。ある金物屋さんがきっかけで清久銘が広まったそうです。
あるお客さんの注文で寸八鉋の頭に一回だけ今までの全ての刻印を押してくれと頼まれたそうです。
想像しただけでなかなか面白い、世界で一枚の鉋のできあがり……きっと頼んだ人もこんな感覚で頼んだんだろうなと感じます。
by ridewitcolor | 2015-03-15 18:37